比較 · 2026年9月23日 · 5分
1000Wh級ポータブル電源のAC充電時間比較|通常・急速モードで選ぶ
1000Wh級のAnker Solix C1000 Gen 2とJackery 1000 Newを、AC充電時間とモード設定で比較。最短54分・60分の条件、通常充電との差、出発前に確保したい時間を整理し、生活に合う選び方を解説します。

出発前の充電時間を重視するなら、「最短何分」だけでなく、通常モードの時間とアプリ設定の有無を並べて比べるのがおすすめです。今回はAnker Solix C1000 Gen 2とJackery 1000 Newの公式公表値を比較します。実機で同一条件の測定をしたレビューではありません。
AC充電時間をモード別に比較
2026年9月23日に確認したAnker公式製品ページと、Jackery Japan公式発表の仕様表に基づきます。Jackeryは1070Whの1000 Newを対象とし、名前の似た別世代と混同しないようにしてください。
| 比較項目 | Anker Solix C1000 Gen 2 | Jackery 1000 New |
|---|---|---|
| 公称容量 | 1024Wh | 1070Wh |
| 通常のAC充電 | 約60分 | 約1.7時間(102分) |
| 最短のAC充電 | 54分(超急速充電モード) | 60分(緊急充電) |
| 最短値を見るときの確認点 | 専用アプリでの設定、20℃の試験環境 | 緊急充電と通常充電を区別 |
Ankerの54分はメーカー試験値で、外気温や使用環境によって時間が異なると明記されています。Jackeryの1.7時間・緊急1時間はメーカー発表値です。容量や測定条件を完全にそろえた比較ではないため、6分差をそのまま実使用での性能差とは扱えません。
普段の設定のまま充電したいなら
公表値では通常充電が約60分のC1000 Gen 2に対し、1000 Newは約102分です。帰宅後に充電し、短時間でまた持ち出す生活なら、この通常モードの差が判断材料になります。
一方、前日のうちに準備するなど、充電できる時間が十分あるなら、速さだけを優先する必要はありません。収納場所、持ち運び、使う機器への給電条件も確認しましょう。収納サイズの比較やUSB-C出力比較を併せて読むと、用途に合うか整理できます。
出発まで1時間しかないときは?
両機種とも短時間充電をうたっていますが、「ちょうど1時間で必ず満充電になる」と予定を組むのは避けたいところです。たとえばC1000 Gen 2で54分を期待するなら、専用アプリの超急速充電設定が必要です。購入した日に初めて設定する場合は、準備の時間も見込みましょう。
また、充電開始時の残量が違えば、完了までの時間も変わります。「半分残っているから所要時間も必ず半分」とは計算せず、本体やアプリの表示を確認します。1000 Newでも、通常と緊急のどちらで充電しているかを区別してください。
比較表は家庭のAC電源から本体を充電する場合の話です。車やソーラーパネルからの充電時間には、そのまま当てはめられません。表記の読み方は充電時間の基礎ガイドで解説しています。
買う前に決めたい3つのこと
- 充電できる時間:前日に準備できるか、出発直前の補充が多いか。
- 設定の手間:専用アプリを使う前提で選ぶか、通常モードを基準にするか。
- 必要な電力量:速く満充電になることと、目的の機器を必要な時間動かせることを分ける。
たとえば50Wの機器を4時間使うなら、機器側で必要な電力量は単純計算で200Whです。これは仮定の計算で、実際は変換ロスやほかの機器の使用分も考慮します。容量に対して余裕がある用途では、最短時間の数分差より、普段の充電手順が自分に合うかを優先できます。
今回の公表値からは、通常充電を短く済ませたい人にはC1000 Gen 2が候補になります。1000 Newも緊急充電を使う場合と通常時を分けて検討しましょう。最後に製品比較表で容量・定格出力などを合わせて確認してください。