活用術 · 2026年9月12日 · 5分
屋外マルシェにポータブル電源は何Wh必要?5時間出店の電力計画【架空事例】
屋外マルシェでタブレット決済、スマホ、LED照明を使う架空の5時間出店を例に、必要な電力量を計算します。機器ごとの消費電力と使用時間、変換ロス、予備容量を分けて見積もり、出店前の確認事項と電力が足りないときの優先順位を整理します。

屋外マルシェの電源選びは、使う機器のW数だけでなく、何時間使うかを掛け合わせるところから始まります。 以下は実在の出店者への取材ではなく、電力の見積もり方を示す架空事例です。会場の規約、機器の実測値、天候に合わせて数字を置き換えてください。
架空の出店条件:雑貨店が5時間営業
出店者Aさんは、屋外の雑貨ブースでタブレット決済、スマホ、夕方のLED照明を使う想定です。冷蔵・加熱機器は使いません。ここでのW数は説明用の仮定であり、市販機器の仕様値ではありません。機器のラベルや取扱説明書を確認し、可能なら使用時の実測値で計算します。
| 機器 | 仮の平均消費電力 | 使用時間 | 電力量 |
|---|---|---|---|
| 決済用タブレットの充電 | 15W | 5時間 | 75Wh |
| スマホの充電 | 10W | 2時間 | 20Wh |
| LED照明2灯の合計 | 24W | 2時間 | 48Wh |
| 合計 | 143Wh |
計算式は「平均消費電力W × 使用時間h = 電力量Wh」。照明2灯を各24Wとして二重計上しないよう、表では2灯合計24Wとしています。タブレットやスマホは充電状態によって消費電力が変わるため、表の値は一定の出力が続くと仮定した概算です。
変換ロスと予備を加えて容量を考える
表示容量のすべてを機器に使えるわけではありません。出力方式や機器の状態によって利用可能量が変わります。仮に利用可能な割合を80%と置くと、143Wh ÷ 0.8 = 約179Wh。さらに予備を50Wh確保する計画なら、必要な表示容量の目安は (143Wh + 50Wh) ÷ 0.8 = 約241Wh です。80%も50Whも計画上の仮定で、特定製品の保証値ではありません。
容量だけでなく、同時使用時の合計W数と各端子の出力上限を確認します。この例では最大でもタブレット15W+スマホ10W+照明24W=49Wという仮定ですが、起動時の消費やACアダプターの入力も確認してください。USBで直接給電できる機器とACコンセントが必要な機器を分けて数えると、必要な端子数も明確になります。容量の読み方は実際に使える容量と変換ロス、端子数はACコンセント数の比較も参考になります。
出店前日の確認リスト
- 会場でポータブル電源を使用できるか、配置・配線・再充電のルールを主催者へ確認する。
- タブレット、決済端末、通信回線を含め、実際の構成で接続と決済の動作を試す。通信障害は電力量だけでは解決しない。
- 全機器を使う時間帯を重ね、最大出力と端子数を確認する。
- 雨や水がかかる場所、高温になる場所を避け、製品の取扱説明書にある使用環境を守る。
- 残量不足に備え、照明を1灯に減らすなど優先順位を決める。ただし決済方法の変更は会場・決済事業者のルールに従う。
経済産業省の製品安全ガイドは電源部分に水をかけないよう注意を促しています。屋外だから防水と決めつけず、降雨時は安全な場所への移動や使用中止を判断してください。事故やリコールへの一般的な注意は経済産業省のポータブル電源安全性要求事項も参照できます。
この架空事例では小型の電子機器だけで約241Whを計画上の目安にしました。冷蔵ケースや電気調理器具を追加する場合は、使用時間も同時出力も別計算が必要です。実際の機器リストができたら製品比較表で容量・出力・端子を照合しましょう。
※外部情報の確認日:2026年9月12日。画像は架空事例の生成イメージであり、実在製品や実在の店舗を再現したものではありません。