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防災 · 2026年8月22日 · 6分

マンションの夜間停電6時間を乗り切る電力配分【架空事例】

マンションで夜間停電が6時間続いたら、照明・スマホ・通信・扇風機へ何Whずつ配分するべきか。2人世帯の架空事例をもとに、発生直後の行動、400Whの電力予算、残量の見直し方を具体的に解説します。

マンションの夜間停電6時間を乗り切る電力配分【架空事例】

この記事は実在の人物への取材ではなく、マンションで暮らす2人世帯を想定した架空事例です。消費電力は説明用の仮定であり、実際には手元の機器の表示と取扱説明書を確認してください。

結論:最初の6時間は400Whを上限にして用途を絞る

夜間停電では、普段の生活をそのまま再現するより、足元の安全、連絡、情報収集、体調管理に電力を集中させます。この事例ではポータブル電源の容量に関係なく、最初の6時間に使う上限を400Whと決めました。計画分225Wh、状況変化に備える予備175Whという配分です。

優先用途仮の使い方電力量の例
1LED照明6W × 5時間30Wh
2スマホ2台15Wh × 2台30Wh
3Wi-Fiルーター12W × 3時間36Wh
4小型扇風機20W × 6時間120Wh
5USBラジオ3W × 3時間9Wh
予備延長・追加充電—175Wh
合計400Wh

計算は 消費電力(W)×使用時間(h)=電力量(Wh) が基本です。スマホのようにWhで管理しやすい機器は、1回の充電に必要な量を実測して置き換えます。変換ロスや待機電力があるため、表の合計と本体の残量減少は一致しない場合があります。

架空事例:22時、マンションの2人世帯で停電

自宅に損傷や浸水がなく、避難情報も出ていないという想定です。2人はまず懐中電灯で足元を確保し、地域の停電か、自宅のブレーカーだけの問題かを確認します。焦げた臭い、煙、水濡れ、破損がある機器には触れず、安全に不安があれば在宅を続けません。

ポータブル電源は乾いた平らな場所へ置き、吸排気口をふさがないよう周囲を空けます。延長コードを通路へ横切らせず、必要な機器だけを1台ずつ接続します。NITEは、災害時でも製品の取扱説明書に従い、落下・水濡れ・異常がある場合は使用を中止するよう注意喚起しています。

0〜1時間:照明と連絡を先に確保

最初にLED照明を一室へ集め、スマホは2台とも満充電を目指さず、連絡に必要な分だけ補います。片方を情報確認用、もう片方を予備に決めると、同時充電や不要な通信を減らせます。

内閣府は、停電に備えて照明を確保することや、スマートフォン用のモバイルバッテリーなど予備電源を用意することを案内しています。ただし、ポータブル電源だけに頼らず、乾電池式ライトやラジオ、紙の連絡先も併用します。

1〜3時間:通信機器は時間を区切る

Wi-Fiルーターは回線側の設備が動いている場合に限って役立ちます。接続できない状態で電源を入れ続けず、30分ごとなど確認時間を決めます。スマホの省電力設定を使い、動画の連続視聴は避け、自治体・電力会社など信頼できる発信元から情報を確認します。

この時点で、本体表示の残量と使用したWhを紙へ記録します。想定より減りが速ければ、原因を決めつけず、接続機器を減らして再計算します。出力が突然止まった場合は自動停止の安全な確認手順を参照してください。

3〜6時間:体調管理と予備電力を優先

暑い夜は小型扇風機を使いますが、扇風機は室温そのものを下げる機器ではありません。安全な室内環境を保てない、体調に異変がある、建物や周辺に危険がある場合は、残量の節約より安全な場所への移動を優先します。冷暖房や医療機器が必要な人は、この一般例を流用せず、機器メーカー・医療機関・自治体と個別の備えを確認してください。

予備175Whは「使い切ってよい余り」ではありません。停電の延長、スマホの追加充電、移動時の照明など、次の判断まで残す電力です。6時間後に復旧していなければ、残量、復旧見込み、室温、水、移動手段を確認し、新しい6時間分の計画を作ります。

平常時に行う20分の予行演習

  1. 実際に使う照明・扇風機・ルーターのW数を確認する
  2. 1時間だけ接続し、本体残量の減り方を記録する
  3. 本体から寝室・リビングまでのコード動線を確認する
  4. 乾電池式ライト、ラジオ、紙の連絡先も同じ場所へ置く
  5. 6時間後に在宅を続ける条件と移動先を2人で決める

参考:

必要容量を考えるときは、まずこのように用途と時間を書き出します。停電時の家電の優先順位と防災用に必要な容量の考え方も確認し、候補は製品比較表、用途が固まっていなければかんたん診断で絞り込んでください。

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